2022.11現在
2023.2.4更新
阿蘇くまもと空港(熊本空港)は熊本県の菊陽町と益城町にまたがる様に位置しており、熊本市内から20km程度の阿蘇山の山麓にある。熊本空港が正式名称であるが、2007年月4月に阿蘇くまもと空港の愛称で呼ばれるようになった。本空港は2020年4月1日に民営化された。現在は2023年3月23日の新ターミナル開業に向けて国内線は仮設のターミナルビルで運用をしている。国際線に関しては、にコロナ禍により全便運休中であるが、2023年の1月より韓国ソウル線が運行再開した。
なお、正式名称は熊本空港であるが、阿蘇くまもと空港という愛称で案内等はされている。
今回は、仮設ターミナルビルで営業を行っている熊本空港の様子を紹介する。
目次
就航路線
国内線(Domestic)
航空会社 | 就航地 |
日本航空(JAL) | 東京(羽田)、大阪(伊丹) |
全日本空輸(ANA) | 東京(羽田)、名古屋(中部)、大阪(伊丹)、沖縄(那覇) |
ソラシドエア(SNA) ※ANAとの共同運航 | 東京(羽田) |
フジドリームエアラインズ(FDA) ※JALとの共同運航 | 静岡、名古屋(小牧) |
ジェットスタージャパン(JJP) ※JALとの共同運航 | 東京(成田) |
天草エアライン(AMX) ※JALとの共同運航 ※天草便はJAL、ANAとの共同運航 | 天草、大阪(伊丹) |
国際線(International)
航空会社 | 就航地 |
ティーウェイ航空 | ソウル(仁川)※週4便 |
チャイナエアライン ※JALとの共同運航 | 高雄 ※週3便 |
香港エクスプレス航空 | 香港 ※週3便 |
※国際線は現在ソウル線のみ運行中
国内線ターミナルビル(Domestic terminal)
現在の国内線ターミナルは搭乗口を除き平屋1階建てとなっている。フードコートやショップが入るサテライトビルと航空会社のカウンターや出発、到着口がある旅客ターミナルビルの2棟構成となっている。
サテライトビル内
サテライトビル内には、フードコートやお土産店が入る。
フードコートには熊本ラーメンのお店や和食店などがある。
セブンイレブンとそのお隣にはお土産店がある。
冷凍ではあるがラーメンの自動販売機も。そのお隣には豚足の自動販売機もある。
待合スペース
サテライトビルと国内線旅客ターミナルビルとの間には、ワンピースの壁画が。
作者の尾田栄一郎氏は熊本市の出身であり、熊本地震の復興の一環で行われているようである。
国内線旅客ターミナルビル内(制限エリア外)
続いて、国内線旅客ターミナルビルへ。
ターミナルビルの入り口
出発ゲート
航空会社カウンター
航空便の出発が重なる時間帯は混雑するようである。
手前にANA、奥側にJAL、FDA、ジェットスターと並んでいる。
航空会社のカウンターの向かいにはお土産店が1店。
出発口
手荷物検査場はA~Cの3か所に分かれている。
到着ゲート
到着口
仮設ターミナルなのでものすごく簡素な造りとなっている。
到着後、手荷物受取所を抜け制限エリアを出ると、レンタカーの受付カウンターと総合案内所が並んでいる。
混雑緩和のため、出迎え客の立ち入りを制限している。
熊本市内へと向かうリムジンバスの自動乗車券販売機も到着口側にある。
到着口と出発側とを結ぶ通路
通路沿いにはたくさんのガチャガチャとコインロッカー、トイレとがある。
国内線旅客ターミナル(制限エリア内)
続いて、国内線旅客ターミナル制限エリア内を紹介する。
出発待合室(制限エリア内)
搭乗口は、101番から105番までの5か所ある。
搭乗口前には写真のように多くの椅子が並んでいる。
手荷物検査場を抜けたところにはお土産店が並ぶ
タリーズもあったが、残念ながら2023年1月31日に閉店をしてしまったようである。
新ターミナルが開業するまでの間、制限エリア内には飲食店がないので注意が必要である。
東京モノレールと京急の乗車券販売機は101番搭乗口側の隅にある。
ラウンジ
手荷物検査場を抜けてすぐ左手にあるラウンジASO
旧ターミナルでは、カードラウンジ、ANAラウンジ、JALサクララウンジがあったが、仮設ターミナルでは1か所にまとめられている。
ANA、JALの上級会員、上級座席利用者、クレジットカードのゴールドカード保有者などは無料で利用することができる。
ラウンジ内はソフトドリンクのほかビールも飲むことができる。
航空会社の上級会員証で入館した場合は、他の航空会社ラウンジ同様何倍でもビールを飲むことができる。なお、クレジットカードゴールドカードの特権で入館した場合も1杯は無料でビールを飲むことができるのがうれしい限りである。
ラウンジが1か所しかないためか、混雑していた。
仮設ターミナル運用中のため、使用できるボーディングブリッジの数も少ない。
バスによる搭乗機までの移動が必要な場合も多い。
到着ゲート
手荷物受取所
ターンテーブルが2か所用意してある。
到着便が重なると混雑する。
ここでもくまモンを発見!
国際線ターミナルビル(International terminal)
国内線仮設ターミナルの隣にある2階建ての建物が国際線ターミナルビルである。
2023年1月に数年ぶりに韓国ソウル線が再開した。
なお、この建物も2023年3月の新ターミナルビル開業に合わせて取り壊されることになっている。
国際線ターミナル制限エリア外1F
国際線チェックインカウンター
建物に入るとすぐ目の前に国際線のチェックインカウンターがある。
国際線到着口とロビー
奥に見える階段を上ると、2F出発口へと行くことができる。
国際線ターミナル制限エリア外2F
2階へとやってきた。
多くの椅子が並んでおり、待合スペースとなっている。
PCR検査場が営業されている。
国際線出発口
ガチャガチャが空きスペースに置かれている。
新ターミナルビル
2023年3月23日に国内線と国際線が一体となった新ターミナルビルが開業する。
建物はほぼ出来上がっていた。
ターミナルビルの隣には商業施設も作られるとのことである。
開業が待ち遠しい
交通アクセス
阿蘇くまもと空港から熊本県内各地への移動は車またはバスとなる。JR豊肥本線肥後大津駅から分岐し空港へと至る鉄道の建設の話も出ているが、本当に開業するかは未知数である。
バス
到着口にあるバス乗車券販売機
熊本市街方面
阿蘇くまもと空港からは熊本県庁、市中心部の通町筋・桜町バスターミナル、熊本駅方面へ向かう空港リムジンバスが航空機の到着に合わせて運行されている。市中心部の通町筋までは840円、1時間ほどである。Suicaなどの交通系ICカードも使用できる。
JR肥後大津駅方面(無料)
阿蘇くまもと空港とJR豊肥線の肥後大津駅とを結ぶ無料のジャンボタクシーが運行されている。航空機の到着に合わせて運行されており、事前予約も不要である。JR肥後大津駅および市街地方面へ行く場合は新水前寺駅での市電への乗り換えは発生するが、リムジンバスで直接行くよりも安く、渋滞に巻き込まれるリスクも少ないため、お勧めである。
阿蘇・大分方面
阿蘇駅前を経由して大分へ向かう特急バスやまびこ号も阿蘇くまもと空港を経由する。阿蘇駅前までは1時間ほどである。また、南阿蘇の高森方面、宮崎の高千穂、延岡方面へのバスも出ている。
八代方面
神園交通が運行するマイクロバスタイプの高速バスが運行されている。
車
阿蘇くまもと空港には、民営化後立派な立体駐車場もできた。2100台ほど収容が可能である。
駐車料金は、普通車では30分まで無料。60分まで100円、90分まで200円、120分まで300円、24時間ごと1000円(繁忙期1200円)となっている。
リンク
阿蘇くまもと空港・・・阿蘇くまもと空港 オフィシャルサイト (kumamoto-airport.co.jp)
九州産交バス・・・阿蘇くまもと空港⇔熊本市内 空港リムジンバス | 九州・熊本を走る 産交バス情報サイト (sankobus.jp)
神園交通バス・・・ばんぺいゆ号ダイヤ – 有限会社神園交通 (k-2121.jp)
肥後大津駅行空港ライナー・・・阿蘇くまもと空港ライナー (kukouliner.com)