2023.7
日本各地には全く違うところにある同じ名前の駅がいくつか存在している。
今回はその中から、東京の日本橋駅(東京メトロ日本橋駅)と大阪の日本橋駅(大阪メトロ日本橋駅)とを読み方は違えど同じ漢字を用いる東西の日本橋を一度も改札を出ずに移動できるか挑戦する。
東京メトロ日本橋駅から大阪メトロ日本橋へ行くには会社が異なるので、通常はどこかで必ず改札を出なければいけない。しかしながらとあるルートを使えば一度も改札を出ずに移動をできるのではないかと気づき、実行してみた。
東京メトロ日本橋駅から大阪メトロ日本橋駅への大移動の模様
旅の出発日本橋
時刻は10:00
東京の日本橋交差点
日本の道路の起点ともなっている日本橋から大阪の日本橋まで改札を出ずに移動できるのか。
いよいよ旅のスタートである。
東京メトロ日本橋駅へ
まずは、JR線に改札を出ずに乗り継げる駅を目指す。
改札を出てはいけないので、新幹線には乗車できない。
今回は特急列車が走っている中央線で名古屋方面を目指すべく、まずは中野駅へ行くことに。
中野までの260円きっぷを購入し、いよいよ長旅のスタートである。
10:20発の中野行きに乗車し中野へ
1発目は、10:20発の中野行きに乗車
日本橋駅から22分
10:42中野に到着
ここから、西を目指すべく中央線に乗り継ぐ。
この中の駅は、JR東日本の駅であるが、東京メトロ東西線の電車も乗り入れており、駅構内には乗り換え改札用はなく、改札を出ずにJR線に乗り換えることができる駅である。
10:52発の中央特快高尾行きに乗車し立川へ
東京メトロ東西線からJR中央線に乗り換え、立川を目指す。
中野から20分。
11:12立川に到着。ここで、名古屋方面を目指すべく、特急あずさに乗り換える。
今回は改札を出ることができないので、エキナカにあるお店で食料を調達しなければならない。
立川駅構内の崎陽軒でお弁当を購入し、いよいよ東京都もお別れとなる。
11:22発の特急あずさ17号松本行きでで塩尻へ
特急券はえきねっとのチケットレスで購入。
入線してきた特急あずさ17号
車内はほぼ満席となっていた。
この先八王子を超えると線形も悪くなるので、今のうちに早めのランチとすることにした。
立川駅で購入したシュウマイ弁当。
八王子を過ぎると、一気に山間に入っていく。
甲府を過ぎ、山間の区間から甲府盆地を走行していく。
上諏訪を過ぎて、車内もだいぶ空席が目立ってきた。
まもなく、中央西線への乗換駅である塩尻に到着する。
13:25塩尻到着
13:25塩尻に到着。
この後、名古屋行きの特急しなのに乗り継ぐ予定だが、乗り換え時間が40分ほどある。
改札を出てはいけないので、ホームで時間をつぶすことに。
改札内からも入れるそば屋さん。
しかしながらお腹もまだそんなに空いていないので、そばを食べることはあきらめた。
跨線橋の中をうろついていると、3、4番ホームにブドウ園があるとのことで、行ってみることに。
ホームの先端にぶどう園が。
ぶどうの実もなっていた。
14:06発の特急しなの14号名古屋行きで名古屋へ
特急しなので使われている383系。
新型の385系に置き換えられることも発表されており、あと何年この電車も走り続けるのか。
今回は、指定席を使用
車内はそれほど混んでいなかった。
木曽路を駆け下りていき、名古屋へと向かっていく。
16:07名古屋に到着
名古屋に到着した特急しなのは回送列車として車庫へ引き上げられていく。
16:37発の快速みえ17号鳥羽行で津へ
ここから大阪方面を目指したいが、近鉄線へ乗り継ぐべくJRと近鉄の共同駅である津を目指すことにする。
快速みえ号が入線
2両運転であり、そのうち1両の半分は指定席であるため、乗車券のみで乗車できるのは実質1.5両分である。
それにしても、日差しが強く暑い・・・ホームにも日影があまりなく、列車を待っている間だけで汗でびしょびしょになってしまった。
車内は立ち客が出るほど混雑していたが、桑名、四日市と降車客が多くあり、伊勢鉄道線内に入ったころには、車内の混雑も落ち着いていた。
17:34津に到着
17:34津に到着。
津は、間違いなく日本一短い駅名であろう。
ここで近鉄線に乗り換える。
津駅の改札内にはパン屋などもあり、改札を出ずとも食料を調達することができる貴重な駅である。
JR線側から近鉄線側へ。
津駅も、JRと近鉄の共同駅であり、JRと近鉄とを改札を出ずとも乗り換えることができる。
17:45発の近鉄特急ひのとり大阪難波行きで大和八木へ
17:45はつの近鉄特急ひのとりで生駒方面を目指すべく、大和八木へ。
入線してきた特急ひのとり
初めてひのとりに乗車する。わくわくがとまらない。
乗車して、すぐに飛び込んできたのが、簡易自販機とロッカー。
さすがは新型特急。
車内は非常にゆったりとした空間となっていた。
津から三重の山間部を走行し奈良県へと入っていく。
18:37大和八木に到着。
ここで、生駒方面を目指すべく橿原線へ乗り換える。
18:41発の大和西大寺行き急行に乗り換え大和西大寺へ
階段を降り、橿原線のホームへ。
夕方の時間帯であり、車内は混みあっていた。西大寺までは約20分で到着。
19:03発の神戸三宮行き快速急行で生駒へ
19:02大和西大寺に到着。
同じホームで、対面乗り換えにて奈良線の快速急行神戸三宮行きに乗車
19:12生駒に到着
ここで、最後の乗り換えとなる。
近鉄けいはんな線へ。
なんと、中間改札が。
近鉄線同士の乗り換えで中間改札を通ることになるとは夢にも思っていなかった。
これはやばいと思いながら恐る恐る近鉄線の乗車券を自動改札機に投入してみる。
津から長田までの乗車券を自動改札機に投入したか、特に穴もあけられず、無事に通過することができた。
19:21発のコスモスクエア行きに乗車し堺筋本町へ
近鉄けいはんな線と大阪メトロ中央線は直通運転を行っており、このまま大阪メトロへと乗り入れることができる。
やってきたのは近鉄の車両。
この電車で大阪メトロへと乗り入れる。
19:45堺筋本町に到着
いよいよ最後の乗り換えである。
19:48堺筋線天下茶屋行きに乗車しゴールである日本橋へ
まもなく、最後に乗車する電車がやってくる。
最後に乗車するのは阪急線の車両
まもなく日本橋に到着!
19:51大阪の日本橋に到着
19:51日本橋に到着。
東京メトロの切符にのみ改札を通過した証のパンチングがされており、その他の切符は一切傷つけずにここまでやってきた。
あとは、最後の関門
無事に改札を出場できるかである。
大阪メトロの切符には入場記録がないので自動改札機は通過できないであろう為、係員に4枚の切符を提示することに。
すると、特に何も言われることなく、出場することができた。
大阪メトロの切符にのみ無効印を押され、出場することができた。
大阪の日本橋は、東京の日本橋とは違い若者が集まる繁華街となっている。
今回の旅にかかかった主な費用
大阪メトロ1日乗車券・・・620円
ANA(大阪伊丹→東京羽田)・・・14,570円
東京モノレール(羽田空港→山手線内)・・・500円
東京メトロ(日本橋→中野)・・・260円
JR東京都区内→津・・・8,000円
JR指定席特急券(立川→名古屋)・・・4,870円
近鉄(津→長田 ※特急券込み)・・・3,670円
大阪メトロ(長田→日本橋)・・・290円
合計32,780円
朝一番に大阪市内で近鉄や大阪メトロの乗車券類を購入し、スタート地点である東京に移動する必要がある。
不正乗車にならないよう注意をして下さい。