2025.2

2025年2月の3連休のうち2日を使って、かねてから憧れていた山形県の銀山温泉へ1泊2日の旅をしてきました。銀世界のレトロな温泉街は、まさに非日常。
今回の旅では、飛行機で山形空港へ向かい、山形市内で地元グルメや観光を楽しんだ後、銀山温泉でゆったりと過ごしました。
SNSや雑誌で見るような雪景色とガス灯の幻想的な風景は、実際に訪れるとさらに心に残るもの。
この記事では、そんな1泊2日の旅の様子を、ご紹介します。
【1日目】羽田から山形市内、そして銀山温泉へ
羽田から山形空港を経由し、山形駅周辺でお土産探しや名物グルメを楽しみました。
午後は山形駅に隣接している霞城セントラルや山銀県民ホールを巡って、夕方には銀山温泉へ。
雪に包まれた幻想的な温泉街を散策し、宿では山形の味覚をふんだんに使った豪華な夕食と温泉で心から癒されました。
羽田空港〜山形空港|飛行機で山形へ
6:10 羽田空港 第1ターミナルに到着

早朝の羽田空港に到着し、手続きを済ませて出発ロビーへ。3連休の中日であったが、早朝から旅行客でターミナル内は賑わっていました。

今回はJ-AIR運航のエンブラエル190型機(JAL175便)で山形へ向かいます。

搭乗はバスラウンジから。旅のワクワク感が高まります。
7:30 羽田発|小型機ならではの落ち着いた空の旅

飛行機は定刻に出発。機内は静かで快適。飛行時間が短いということもあって、機内では、ドリンクサービスはなく、飴玉のみ配られました。

東北に近づくにつれ、窓の外には徐々に雪景色が広がりはじめます。
8:40山形空港着|雪に包まれたローカル空港
8:40 山形空港に到着|手荷物受取所には「つや姫」の広告

山形空港に到着。到着ロビーには「つや姫」の大きな広告が出迎えてくれました。
空港周辺はしっかりとした積雪で、気温もキリっと冷たく、山形に来た実感が一気に高まります。

空港内の売店では、さくらんぼスイーツ、日本酒、漬物など山形らしいお土産が充実。
眺めているだけで、山形の旅を楽しませてくれました。
山形空港〜山形市内|山形駅周辺を散策
9:55山形空港から山形駅へ|山形駅まではバスを利用

9:55発の山形駅前行きバスに乗車(当初9:35発予定でしたが大阪伊丹からの到着便が遅延していたので、バスの出発も遅延)。
バスは約40分、運賃は1,300円。雪の高速道路を走りながら、車窓からの雪景色を楽しみました。
10:35山形駅周辺|山形駅周辺でグルメ&お土産
S-PALでお買い物&地元の味を満喫

駅直結の商業施設S-PAL山形へ。中には山形県内の銘菓や名産品がずらりと揃っています。

特に印象に残ったのは、老舗和菓子店・佐藤屋の「空ノムコウ」。
透き通った色合いが美しいお菓子で、見た目にも楽しめる逸品です。

また、玉こんにゃくをその場で味わうこともでき、山形らしさを実感しました。
12:30 平田牧場で金華豚のとんかつランチ

お昼は駅構内の平田牧場で。

名物・金華豚のとんかつは、衣はサクサク、中はジューシー。脂の甘さが際立つ絶品ランチでした。
13:20 霞城セントラル24F 展望ロビーへ(入場無料)

駅からすぐの高層ビル「霞城セントラル」へ。
1Fの観光案内所で観光情報を収集した後、24Fの展望ロビーへ。
入場は無料で、山形市内や周囲の山々まで見渡せる絶景スポットです。

晴れていれば蔵王連峰も見えることもあり、見応えがあります。
14:10 山銀県民ホール&YAMAGATA0035でセンスの良いお土産選び

続いて訪れたのは、駅近くの山銀県民ホール。
館内にあるセレクトショップ「YAMAGATA0035」では、地元の工芸品や食品などが洗練された形で紹介されています。
ちょっと上質なお土産を探している人には特におすすめのスポットです。
銀山温泉|雪深い幻想的な温泉街と「銀山荘」での滞在
14:44 山形駅発|つばさ137号で銀山温泉最寄りの大石田駅へ

山形駅から新幹線つばさ137号(14:44発)に乗車し、大石田駅(15:16着)へ。
車窓から見える雪景色がどんどん濃くなっていくのが印象的で、銀山温泉への期待が高まります。
15:20ごろ 駅から送迎バスで銀山温泉へ

大石田駅前から、宿の送迎バスで銀山温泉へ。
宿の送迎バスは、事前に宿泊する旅館に電話で予約をしておきました。
山道を進むごとに積雪が増していき、いよいよ雪国へ来たことを実感します。
16:15 銀山荘に到着|チェックイン&くつろぎの時間

本日宿泊するのは「銀山荘」。落ち着いた雰囲気の温泉宿で、館内も静かで快適です。

チェックイン後は、部屋で少しゆったりと過ごしました。

宿泊者には長靴やスノーウェアの貸し出しがあり、冬の銀山温泉街の散策も安心。

また、ロビーではソフトドリンク・ビール・日本酒などのフリードリンクが用意されており、自由に楽しめます。
17:20 銀山温泉街を散策|雪と灯りに包まれた幻想的な風景

夕暮れ時、銀山温泉街へ。

この日は多くの観光客でにぎわっており、やや混雑気味ではあったものの、それ以上に積雪と街灯が作り出す幻想的な景色が素晴らしく、感動的な時間となりました。
橋の上や川沿いからの景色はまさに絶景。写真を撮る人々で賑わっていましたが、それでも静かでどこか懐かしい空気が流れています。
19:00 銀山荘の夕食|山形の味覚をふんだんに使ったご馳走コース
大宴会場「普天」での贅沢な夕食時間

夕食は、大広間「普天」にて提供される会席料理。
山形牛、地元野菜、郷土料理などがコース形式で供され、見た目も味も大満足の内容でした。

さらに、ソフトドリンクやビール、日本酒などは飲み放題のフリードリンク制。
山形の銘酒を味わいながらゆっくり食事を楽しみ、贅沢なひとときとなりました。
食後は温泉に浸かって、心も体もほっこり。こうして1日目の旅は締めくくられました。
【2日目】最後まで銀山温泉を味わう|雪景色の温泉街を最後まで楽しみ帰路へ
2日目の朝は岩盤浴と朝食でゆっくりと過ごし、チェックアウト後は荷物を預けて、雪に包まれた銀山温泉街をもう一度散策。
カフェで甘味を味わいながら、前日とはまた違う静けさと美しさを感じました。
名残を惜しみながらも、思い出を胸に銀山温泉をあとにし、東京への帰路につきました。
銀山荘で迎える静かな朝
7:00 岩盤浴と朝風呂で朝をスタート

朝は7時から、宿泊先「銀山荘」の岩盤浴と大浴場へ。
岩盤浴は暑すぎず、じんわりと温まる心地よい温度。
朝のうちにゆっくりと汗をかきながら、目覚めていくような時間が流れます。
そのあとは大浴場でひと風呂。
朝の温泉では寝汗を流してすっきりと、一日の始まりにぴったりな気分転換となりました。
8:00 朝食|お弁当スタイルの和食で、目にも楽しい朝の時間

朝食は、お弁当スタイルで提供される和食膳。見た目も美しく、やさしい味わいの料理を少しずつ味わいながら過ごす朝のひとときは格別でした。
温泉街をもう一度散策
10:00 チェックアウト後、雪景色の銀山温泉を再び歩く

10時にチェックアウトを済ませたあと、荷物はフロントに預けて温泉街を再び散策。
朝のやわらかい光に照らされた銀山温泉は、前夜とは違った穏やかで落ち着いた表情を見せてくれます。
静けさの中で、雪に覆われた木造の建物や川の音を聞きながら、名残惜しさを感じました。
11:15 温泉街のカフェで甘味を楽しむひととき

散策の締めくくりに立ち寄ったカフェで、あたたかい「おしるこ」とソフトクリームを堪能。

外は雪景色の中、暖かい部屋で味わう甘味は、旅の最後を優しく彩ってくれました。
名残惜しい帰路|銀山温泉から東京へ
12:30 銀山荘発の送迎バスで大石田駅へ

12時30分発の送迎バスで銀山温泉を出発。
山道に積もる雪景色を眺めながら、行きとは違う、どこか名残惜しい気持ちで帰路へと向かいました。
13:00 大石田駅に到着|構内とコンビニでひと息

駅に到着後は、新幹線の発車まで少し時間があったので、駅構内を散策し、駅前のコンビニで飲み物やおやつを購入。
ローカル駅ののんびりとした雰囲気が、旅の終わりにぴったりでした。
13:33 つばさ144号で東京へ|雪景色を背に、旅の余韻を感じて

13:33発の「つばさ144号」で東京へ。

車窓から少しずつ変わっていく雪景色を眺めながら、旅の思い出が自然とよみがえります。
心がほどけるような2日間の銀山温泉旅行。いつかまた、この地を訪れたくなる、そんな余韻に包まれて帰路につきました。
まとめ|銀山温泉で過ごす冬の1泊2日、心に残る静けさと温もり
今回の1泊2日旅では、山形市内のグルメや街歩き、そして銀山温泉の雪景色と温泉に癒されながら、心がほどけていくような時間を過ごしました。
日常ではなかなか味わえない静けさや、温泉街の風情ある佇まい、そして地元の食の豊かさ。
どれもが優しく心に残り、「また季節を変えて訪れたい」と素直に思える旅先でした。
アクセスも意外とスムーズで、羽田から飛行機と新幹線を使えば都心からでも十分に訪れやすいのも魅力のひとつ。
雪の銀山温泉を歩き、温泉で温まり、山形の味を楽しむ──そんな時間が、旅に豊かさを与えてくれました。
静かに過ごしたい冬の休日、大切な人と、またはひとりでも。
銀山温泉は、きっとその期待に応えてくれる場所です。